生産工程

製品の出来上がるまで・・・   ※スクロールをしてご覧ください。

搬入工程(原木搬入)

栃木県内で合法的に伐採された良質な杉と桧を自社のトラックで搬入しています。
栃木の杉はシミや腐れが少なく美しい年輪が細かく重なっており建築材に非常に適しております。

リングバーガー行程(皮むき)

エノ産業製の皮むき機です。丸太を傷つけず高い精度で均一に皮を剥きます。剥いた後に自動で太さと向きを選別しそれぞれの製材機に運びます。

製材行程  a.帯鋸ツインソー(大井製作所製)

中目材の原木(16.0cm~30.0cm)の原木の製材を行います。30.0cm程度まで製材することができる機械ですが主に太めの丸太はノーマン式帯鋸ツインソーで製材するので現在は20cm程度の丸太を主に製材しております。

製材工程 b.ノーマン式帯鋸ツインソー(大井製作所製)

中目材(16.0cm~30.0cm)の原木の製材を行います。全自動で丸太の太さや形状を計測し、最適なサイズを割り出し芯材と辺材を製材します。人間の手では転がすだけでも大変なサイズですが指一本触れること無く自動で製材するので人の負担を大幅に軽減してくれます。

製材工程 c.丸鋸ツインソー(イシダエンジニアリング製)

小径材(9.0cm~18.0cm)の原木を計測し適した芯材を全自動で製材します。当機は国内初の全自動丸鋸式製材機です。丸鋸なので冬場の丸太が凍結した状態でも高品質な製品を安定的に製材することが出来ます。

製材工程 c.丸鋸ツインソー(ヒロタ製)

小径材(6.0cm~14cm程度)の原木の製材を行います。全自動の機械では対応していない細い丸太を人間の目で判断し適寸の製品を製材致します。

製材工程 d.ダブルエジャー(大井製作所製)

ノーマン式帯鋸ツインソーから製材された辺材の一部の幅をつめます。厚みと幅を自動で計測し短時間で多くの板材を生産することが可能になりました。

チップ行程 チッパー機(冨士工業製)

製材する際の副産物として切り落とされたバタ材は自動的にベルトコンベアでここに運ばれ主に紙の原料となる良質なチップ材を作り出します。

段積み行程 自動段積み機

乾燥するために、等間隔で隙間を空けて桟木を挟み込み、積む作業を行います。丁寧に桟木を入れる事で反りや狂いを防止します。

乾燥行程 a.高温式乾燥機(大井製作所製)

柱材を高温で1週間程度乾燥処理することで水分を抜き木材の乾燥を行います。弊社独自の乾燥プログラムとスケジュールで木材の割れを最小限に抑えつつ高品質な製品生み出します。

乾燥工程 b.中温乾燥機(大井製作所製)

板柱を4日から6日間かけ中温で乾燥させる事により木材本来の品質を損なわない理想的な乾燥システムを採用しています。

乾燥工程 木屑焚き蒸気ボイラー(タカハシキカン製)

丸太から剥いた皮やモルダー加工の際にできる乾燥オガ粉を燃やし乾燥するためのエネルギーを作っています。重油などの化石燃料を使用せず自社内で出た副産物のみで乾燥に必要な蒸気をまかなうことが出来るので、CO2の削減など地球の環境問題にも大きく貢献しております。

修正挽き行程 Vカット修正挽き機(大井製作所製)

弊社の発案でメーカーと共同開発した柱材の修正挽き機です。
木材は乾燥するとどうしても狂いが生じます。乾燥後に修正をしてからモルダー加工をすることで直線精度の非常に高い柱材を作ることが実現致しました。

修正モルダー行程 柱用モルダー(飯田製)

Vカット修正挽き機で修正された木材は自動でモルダー修正ラインに運ばれます。モルダーにも曲がりや狂いを修正する機能が備わり、弊社の製品の「Vカット修正モルダー」という印字は2重の修正加工がされた直線精度が非常に高い製品であることの証明です。

結束工程 (鈴工製・ストラパック製)

間柱などの板材を効率よく結束し積み上げます。大量の板材を結束し積み上げるのは大変な作業ですが、桟入れや積み込みも自動で行えるようになり作業時間も2/3程度まで短縮するに至りました。

完成 柱製品

高温乾燥され「Vカット&モルダー修正」加工された製品は弊社の厳しい基準にて等級を仕分け致します。基準をクリアした最高品質「A級」は全国のお客様から高い評価をいただいております。それ以下の等級の製品も厳しく選別しておりますので、あえて3星や2星を選ばれるお客様も多くいらっしゃいます。

完成 間柱製品

中温乾燥され「モルダー修正」加工された間柱は弊社の厳しい基準にて等級を仕分けつつ結束されます。弊社の間柱は丸太のより外側から製材されたものが多く、節の少ない白く美しい木目のものが多いです。